財産の評価方法は?

家屋の評価のきほん

財産の評価方法は?

家屋に限らずありとあらゆる財産の評価は、原則として「時価」で計算する方法がとられています。
財産の中にはかなり昔に得たものがあるので、当時と現在では価格が違うから当たり前ではと思うかもしれません。
しかしここで言う時価とは、色んな人と自由に取引した際に成立するであろう価値のことを指します。
一体どういうことなのでしょうか。

例えば現金1000万円があったとしたら、誰がどう見ても1000万円です。
実際に現金1000万円を使って取引する際には、相手側も1000万円相当のものを準備する筈です。
しかし株式となればどうでしょうか。
株価は日にちどころか時間によって大きく変化します。
1000万円の価値があった株価が3分後には100万円にまで落ち込んでしまうのも、今は珍しくはありません。
もちろん逆に大きくあがり、1億円近くの価値がつく場合もあります。

また土地の場合は、専門家に聞けばある程度の価値は分かるでしょう。
しかし100人の専門家に聞いて同じ結果が出たのならばまだしも、残念ながら100通りの答えが返ってくるのが現状です。
ある程度の知識があれば、まだ何とか対応出来るかとは思います。
でも不動産についてあまりよく分かっていないのならば、相手の言いなりになるのがオチです。
相手の言いなりになってしまうと、本来支払う必要のない税金を支払う羽目にもなりかねないので要注意です。

時価は非常に分かりにくく、時には大きな混乱を招いてしまう恐れがあります。
そこで「通達」を元にして計算し、財産の評価を弾き出していきます。
「通達」とは「財産評価基本通達」のことで、税務署職員は財産の評価をこのようにして考えていますと示したものです。
つまり財産評価基本通達があれば「確実」とまでは行かないまでも、どの人が見ても同じような評価が出るという訳です。
ただし通達を使って評価をしたからとはいえ、トラブルに絶対にならないという保証はありません。
何事にも慎重に進めるようにしたいものです。