建設中の家屋の評価は?

家屋の評価のきほん

建設中の家屋の評価は?

人の運命がどうなるかは、神様でしか分かりません。
夢と希望を膨らませて新築住宅を建てていたものの、残念ながら完成の日の目をみず亡くなってしまうという方もいらっしゃるかと思います。
では建設中の家屋を相続する際、どのようにして評価をすれば良いのでしょうか。

まず本人自身が金槌と鋸を手にして家を建てていない限り、工事は請負契約によって行われているかと思います。
契約では家屋が完成した後に引き渡しを済ませて、居住として利用することになっている筈です。
つまり引き渡しが済むまで、建設中の家屋は被相続人の所有物ではありません。
でも前払い金という形で既に支払っているのならば、その分を財産として計算するという考えはあります。

しかし最近は被相続人が数回に分けて支払われる形になっているので、工事の進み具合によって評価が変わります。
そこで死亡した時点の工事の進み具合により、その家屋の費用現価70%で評価を割り出していきます。
では実際にどのように計算されるのか、具体例を上げて説明してみましょう。

例えば請負契約金額が5000万円だとして、死亡するまでに支払った金額が3000万円だとします。
合わせて工事の進行度が50%とすると、工事進行度合いに対する費用現価は2500万円となります。
つまり単純に計算すると家屋の評価額は「2500万円(費用現価)×70%」で、評価額は1750万円です。
ただし死亡するまでに支払った金額と、費用現価に差額があれば注意した方が良いでしょう。
相続税の対象となるかもしれないので、注意が必要です。

中には現在建設中の家屋が無いから、「自分には関係ない」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
でも「自分は関係が無い」と思い込んでいる人ほど、密接過ぎる関係があるものです。
もしもの時の為にも家屋だけではなく、どういった財産があるのかだけでも把握しておきたいものです。
準備に「早すぎる」という言葉は無いのです。